COLUMNコラム

7年ぶり開幕戦前のプレシーズンゲームもお見逃しなく!!

2019.2.21

現地時間2月12日、MLBではバッテリー陣(投手&捕手)のスプリングトレーニングがスタートした。メジャー1年目で、シアトル・マリナーズの菊池雄星も晴れ晴れとした姿でキャンプイン。同球団野手組ではイチローも16日にスタートを切っており、2001年以来のアメリカン・リーグ西地区優勝と、球団初の世界一を目指していく。そのためにも重要となる「2019 MLB開幕戦」が近づいてきた。

マリナーズは3月20日(水)、21日(木・祝)に東京ドームで開幕戦を戦う。相手は昨季リーグ2位でプレーオフ進出を果たしたオークランド・アスレチックス。そして開幕を前に、17(日)、18日(月)に読売ジャイアンツとのプレシーズンゲームも同じく東京ドームで予定されている。このマリナーズと巨人、両チームに所属した2人の選手がいるのをご存じだろうか。

今季、巨人に入団した岩隈久志は、マリナーズで先発ローテーションの柱の一人として活躍をした。2012年から昨季まで7年間在籍し、抜群のコントロールで並みいる強力なMLBの打者たちをキリキリ舞いさせ、通算63勝39敗2セーブ、防御率3.42という素晴らしい成績を残した。その投球術でマリナーズファンを魅了し、愛された投手だった。

現地時間2015年8月12日のボルティモア・オリオールズ戦では、2001年の野茂英雄氏(当時ボストン・レッドソックス)以来、日本人投手としては史上2人目のノーヒットノーランを達成している。昨季は右肩違和感の影響もありメジャー登板なく終わり、昨季限りでマリナーズを退団。巨人に移籍した。

現在も慎重に調整を続けている岩隈。右ふくらはぎの違和感もあり調整が遅れているがキャンプ地が宮崎から沖縄へと移り、捕手を座らせての投球を開始している。「フラットなぐらいで投げていき、強度を上げていく」と話しており、東京ドームでのプレシーズンゲームで元チームメートたちを相手に熱い対戦が見られる可能性が高まってきた。

さらにもう一人、今季巨人の助っ人として加入したライアン・クックも昨季までマリナーズの中継ぎとして19試合に登板している。5月にメジャーに昇格し2勝1敗5ホールド、防御率5.29の成績を残した。そのクックはアスレチックスなどで活躍したマーク・マグワイアやマリナーズなどでエースであったランディ・ジョンソンなど多くのメジャー・リーガーを輩出した南カリフォルニア大の出身。2012年には、アスレチックスで開幕から5月27日まで22試合連続無失点の好投を続けるなどの活躍で、この年のオールスターゲームにも出場した。同年14セーブを挙げており、巨人でもクローザーを任される可能性は高い。

その後クックは2015年の8月にボストン・レッドソックスへ移籍。当時クローザーとして活躍していた上原浩治や田澤純一(現シカゴ・カブス・マイナー契約)とチームメートになっている。上原はこの年の8月7日に右手を骨折し離脱。一方クックは、レッドソックスでの初登板が8月11日と、残念ながら2人での継投はなかったが、プレシーズンゲームで巨人が勝っていれば、元メジャー・リーガー同士での2人の継投でマリナーズから勝利をつかみ取ることができるはずだ。

このほかに巨人とは直接かかわりはないが、昨季の日米野球でMLBオールスターチームの一員として来日し、第1戦で四番に座ったミッチー・ハニガーもマリナーズの主軸としてやってくる。昨季は自己最多の26本塁打93打点を挙げており、巨人戦でもその強打者ぶりを発揮するだろう。

その日米野球でも巨人はエキシビションゲームを行っており、ハニガーは四番だった。結果は7回に巨人の若手・桜井俊貴からレフトに二塁打を放っている。さて、今回の巨人戦でハニガーはどのような打撃を見せてくれるのか、楽しみだ。

(文責:週刊ベースボール)

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