COLUMNコラム

プレシーズンゲーム
日本ハム対アスレチックスの注目プレイヤー

2019.3.6

「2019 MGM MLB 開幕戦」まで約2週間。いよいよ球春到来だ。

今回の開幕戦に登場するオークランド・アスレチックスは、昨季ア・リーグ西地区2位に入りワイルドカードでプレーオフ進出を果たした。その強豪と北海道日本ハムファイターズとのプレシーズンゲームが3月17日(日)、18日(月)に東京ドームで行われる。個性あふれる選手たちがプレーしており、楽しみな対戦となりそうだ。

アスレチックスには強打と好守兼備する右翼手のスティーブン・ピスコッティがいる。昨季は151試合に出場し打率.267、27本塁打、88打点で、本塁打と打点は自己最多を記録した。このピスコッティだが、2017年オフにセントルイス・カージナルスからトレードを志願し移籍してきた。

志願した理由は、母親が難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS=通称ルー・ゲーリッグ病)を患い治療に専念していたからだ。ピスコッティの地元は本拠地、オークランド・コロシアムから車で約30分のところにある。そこで、母親の近くでメジャー・リーガーとしてプレーしたいという願いを両チームが受け入れ、トレードを成立させた。母・グレッチェンさんは彼が移籍した昨季の5月に亡くなったが、その後はチーム全体でピスコッティを支え、ピスコッティもまた好成績を残し、プレーオフ進出を果たしたのだ。

そんな結束力の強いアスレチックスはシアトル・マリナーズとの開幕戦前ということもあり、日本ハム戦ではレギュラー陣が名を連ねるだろう。なんと言っても最大の魅力は、強力攻撃陣にある。昨シーズンはリーグ2位の227本塁打、リーグ3位の長打率.439で投手陣を援護し、ワイルドカード獲得に大きく貢献した。

打線の中心はピスコッティに加え、48本塁打でホームラン王を獲得したクリス・デービス。上背はそれほどないが、リストの強さで右方向にもオーバーフェンスする強打者だ。3年連続40本塁打以上&100打点以上で主砲として文句なしの働きぶりを見せた。

若手で台頭したのは、メジャー3年目にして全162試合に出場したマット・オルソン。チーム2位の29本塁打を放った左のスラッガーは、将来楽しみな逸材でもある。他にもマット・チャップマン(24本塁打)や、レンジャーズから加入した、2017年WBCでオランダ代表として4強入りに貢献したジュリクソン・プロファー(20本塁打)など、昨季20本塁打以上を打った打者がスタメンに5人起用される可能性がある。

ホームランバッターが集うアスレチックス。どう戦い、どのような打撃を見せてくれるのか、楽しみだ。

(文責:週刊ベースボール)

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