COLUMNコラム

開幕間近。
やはり注目は2人の日本人メジャー

2019.3.15

5日後、いよいよドキドキのMLB日本開幕戦が開催される。もうすぐシアトル・マリナーズとオークランド・アスレチックスの選手たちが来日し、盛り上がりを見せるだろう。シアトル・マリナーズは現地時間3月10日、開幕第2戦の3月21日に菊池雄星が先発することを発表した。

「もし日本での開幕戦に投げることになったら、東京ドームでメジャー・デビューとなるわけですよね。マリナーズに入っていきなり日本で開幕戦。しかもデビューすることになるので、何か縁みたいなものを感じるんです」

3月初旬に菊池は日本開幕戦について語ってくれた。その言葉どおり、日本でのメジャー・デビューが決定。さらに菊池は「ポスティングシステムで入団していますので、チームのためにしっかりとした成績を残さないといけないという『責任』を感じています。そのためにもメジャーのローテーションに合わせて自分にはどういう調整法がいいのかを探している状況です」と、今季に懸ける意気込みを語った。

敵地でのオープン戦先発時には、試合開始約1時間前からキャッチボールをスタートし、試合のマウンドへと臨んだ。通常であれば、全体練習に参加し軽くキャッチボールを行い、試合前にもう一度肩を作り始める。だが、日本の中6日の先発ローテーションから、メジャーの中4日へと移行するため、肩やヒジへの負担軽減を踏まえての試行錯誤を行っている。菊池自身、その辺りの調整をきっちりと合わせ、3月21日のマウンドに上がることになる。

「個人的にはすごく楽しみにしています。まさかメジャー1年目から日本でプレーできるとは思っていませんでしたので」と「責任」を感じながらも日本のメジャー・ファンと同様に期待に胸を躍らせながらその時を待っている。

やはり1年間メジャーの投手の生きた球を打っていないというブランクを取り戻すのは難しいのかもしれない。現地時間3月10日のオープン戦、インディアンス戦に「八番・左翼」で先発出場したイチロー。2打席連続の三振に終わり、オープン戦通算22打数2安打2四球7三振、打率.091と打率が1割を切ってしまった。

「一生で2試合しかない。足を運んでくれる人ともこの瞬間を共有したい」――。

7年前の日本開幕戦で凱旋したイチローは、マリナーズのスター選手としてこの言葉とともに大活躍を見せ、日本のファンに大きな記憶を刻み込んだ。

あれから7年の歳月が過ぎ、45歳となっての来日となる。昨季5月3日に会長付特別補佐へ就任し、それ以降、試合には出ることはなかった。それでも全体練習への参加は認められていた。その理由はやはり、今回の日本開幕戦のためだろう。そして7年前に発した先述の言葉「足を運んでくれる人ともこの瞬間を共有したい」をもう一度果たしたいという思いが強いはずだ。

「最低でも50歳まで現役」を宣言しているイチロー。それでも次回の日本開幕戦でもう一度その姿を見られるという保証はない。限りなく最後の雄姿になるはず。だからこそ必ずメジャー契約をつかみ、日本であの華麗なプレーを見せてくれるはずだ。

(文責:週刊ベースボール)

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